当院では流産手術、人工妊娠中絶手術に対応いたします。
上記の他、入院を必要としないポリープ切除術や外科小手術(切開、縫合など)も対応します。
流産手術の流れ 其の一
手術15-20分前に痛み止めの座薬を使用します。
点滴ラインを取らせていただき、内診台に移ります。
*静脈麻酔を使用する場合は移動したのちに鎮静効果のある薬剤を点滴から使用します。
内診台では診察器具(クスコ)を膣内に入れさせていただき、子宮頚部周囲にブロック注射(痛み止め)をします。
*静脈麻酔を使用する場合は上記のあとに眠くなる薬剤を使用します。
流産手術の流れ 其の二
十分鎮痛が得られることを確認してから処置に移ります。個人差が大きいところでもありますので、痛みがある場合は鎮痛薬を追加ないし静脈麻酔を追加しますので教えてください。
当院では子宮をなるべく傷つけないように、シリコン製のディスポ(1回使い切り)の器具を用いて、吸引法という方法で手術を行います。
子宮内容が十分出てきたことを確認して終了になります。
*処置自体は数分で終了します。
流産手術の流れ 其の三
手術終了後、リカバリー室(個室)でお休みいただきます。
静脈麻酔を行っていない場合は、回復したのちに早期のご帰宅が可能です。
静脈麻酔を行った場合は最低でも1-2時間お休みになっていただき、覚醒を確認したうえでご帰宅いただきます。
当日の運転はお控えください。
よくある質問
流産手術と人工妊娠中絶手術は違うものですか。
手技自体は変わりません。当院では極力子宮に負担の少ない材質でできた、1回使いきりの器具を用いて、吸引法と呼ばれる方法で行っています。
大きな違いは流産手術は保険適応となりますが、人工妊娠中絶手術は自費診療(自由診療)となる点です。
人工妊娠中絶はいつまで可能ですか。
当院での手術は12週までを適応としていますが、中絶は妊娠21週6日まで可能です。ただし、12週以降は手術ではなく分娩していただく必要がありますので総合病院など入院施設のある場所で行っていただく必要があります。
母体負担は週数が早い方が少ないです。早めにご相談ください。